体操のポイント

  • 目的と効果:末梢神経の滑走性の改善
  • 体操の目安:10回1〜3セットを午前(朝)・午後(夕)に行う。
  • 圧迫性神経障害(例:椎間板ヘルニアなど)の急性期は行わない。
  • 最終ポジションで止まらない(ストレッチにならない)。
  • 痛み・症状が増悪する場合は、体操を中止する。

体操:正中神経 

  • 胸の前で両手を合わせる(合掌)。
  • 両手を合わせたまま、左右に動かす。

体操:正中神経 初級

  • 頭を反対側に倒しながら、肘を曲げる。
  • 頭を倒しながら、肘を伸ばし、手首をそらす。

体操:正中神経 中級

  • 肘を曲げる。
  • 頭を反対側に倒しながら、肘を伸ばし、手首をそらす。

体操:正中神経 上級

  • 壁に手をつき、手首をそらす。
  • 頭を反対側に倒す。

体操:橈骨神経 初級

  • 親指を軽く握り、頭を反対側に倒しながら、肘を曲げる。
  • 頭を倒しながら、肩を内側にひねり、肘を伸ばし、手首を曲げる。

体操:橈骨神経 中級

  • 親指を軽く握り、肘を曲げる。
  • 頭を反対側に倒しながら、肩を内側にひねり、肘を伸ばし、手首を曲げる。

体操:橈骨神経 上級

  • 親指を軽く握り、手首を曲げて、壁に手をつく。
  • 頭を反対側に倒す。

体操:尺骨神経 初級

  • 頭を反対側に倒しながら、肘を伸ばす。
  • 頭を倒しながら、肘を曲げて、手首をそらし、顔に近づける。

体操:尺骨神経 中級

  • 肘を伸ばす。
  • 頭を反対側に倒しながら、肘を曲げて、手首をそらし、顔に近づける。

体操:尺骨神経 上級

  • 壁に前腕をつける。
  • 頭を反対側に倒す。

神経に負担のかかる姿勢・動作

神経が伸ばされる、圧迫される姿勢や動作は症状を増悪させます。

急性期、症状が誘発される時期は、神経に負担のかかる姿勢・動作は避けましょう。