体操:キャットエクササイズ

  • 四つばい(手は肩の下・膝はお尻の下)、胸椎を天井方向に持ち上げ、腰椎、骨盤の順番に丸まっていく。
  • 骨盤を前傾させ、腰椎、胸椎の順番に動く。胸椎は床方向に動かすことで、伸展させる(そらす)。

体操:胸椎伸展(お祈りポーズ)

  • 四つばい、前腕を床につけ、深くしゃがむ。
  • 胸椎を前に動かし、胸椎を伸展させ(そらす)、深呼吸をする。

ストレッチ:背中

  • 四つばい、片腕を上に伸ばす。
  • 伸ばした腕の方向(横)に、上体を寄せる。

【別法】

両腕を合わせて、けのびの姿勢で行ってもよい(水泳・ストリームライン)。

手のひら上にする(肩関節の外旋)ことで、広背筋がより伸張される。

体操:胸椎伸展

  • うつぶせ、前腕または手をつく。
  • 胸椎を伸展させ、深呼吸する。お腹が先に浮かないように注意する。

胸椎または股関節の制限、胸椎のコントロールが苦手な場合は、胸椎の伸展の前に腰椎伸展になりやすいので注意する。

体操:胸椎伸展

  • あおむけ、両膝を曲げ、胸椎(肩甲骨の間)に丸めたタオルを置く。
  • バンザイして、深呼吸をする。

体操:胸椎回旋

  • 横向き、手を頭またはお腹に置く。上側の足をクッションなどに乗せて骨盤を安定させても良い。
  • 胸椎を回旋させ、深呼吸する。

肘が動きすぎると、胸椎の回旋ではなく肩甲骨の動きになるので注意する。一度、肘を見てから、胸椎の回旋を行うと良い。

胸椎の柔軟性は大切!

脊椎は、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨から構成されています。椎骨という骨が頸椎に7個、胸椎に12個、腰椎に5個あり、胸椎は脊椎の中で最も大きい部位になります。

身体には「動いた方が良い関節」と「動きすぎない方がいい関節」があります。胸椎は動いた方がいい関節で、柔軟性が必要な部位になります。首・肩・腰を動かすときに、胸椎は連動して動きます。

胸椎の柔軟性は、猫背の姿勢、関節の変性、背筋群の筋力低下、閉経後のホルモンバランスの変化、仕事などの作業特性などによって低下します。

猫背の姿勢で、パソコン・ゲーム・スマホなどを長時間していませんか?

胸椎の柔軟性が低下すると、頚部、腰部、肩に負担がかかります。

胸椎の柔軟性を維持・改善していくために、胸椎のストレッチ・体操がしましょう!